指導でよく言われる体重移動の意味と小さくする方法

投手にも打者にも重要視される体重移動

野球選手として上達するには、体重移動が上手くできることが一番重要な要素だと考えている指導者は多くいます。
そのため、指導中に「しっかりと体重移動をしろ」といった言い方をすることがあります。

おそらくほとんどの野球少年が、投手、野手を問わず言われていると思われます。
投手なら投球の際の体重移動が上手くできるかどうかが一番の課題になりますが、野手であれば打者としてヒットやホームランを打てるようになる鍵が、体重移動だからです。

そもそも体重移動とは何か

しっかり体重移動せんかと叱られたとしても、体重移動ということ自体がよくわかっていない野球少年は多いのが事実です。
自分なりに考え、身体を動かすにあたってどこへ体重をかけていくかだと思っている子もいれば、体重移動と重心の移動とがこんがらがってしまっている子もいます。

体重移動とは、打者においてはバッティングのスイングをするときに、軸足となるほうに体重をかけ、その体重をかけた足から前の足へ移すことによってバットにボールが当たったときに、大きな力をかけることができる状態を言います。

体重移動がスムーズにできると、バットに当たったボールを強い力で飛ばすことができますので、ホームランなどの長打になりやすいのが特徴です。
体重移動をスムーズに行えるようになるには、下半身がしっかりと鍛えられていることが大事ですので、下半身を鍛えることは野球では欠かすことができません。

では、投手の場合はどうかというと、野手が守りに就いたときにステップすることによって体重移動ができるのに対し、投手はステップすることができません。
ステップできない以上、スムーズに体重移動を行うには軸足がしっかりしていることが絶対条件です。

とはいえプロ野球の投手でも、しっかりと軸足で5秒以上立っていられる投手は数少ないことから、かなり難しいのは事実です。
しかしながら投手としての力量を上げるには、体重移動を行うための軸足がしっかりしていることが大前提ですので、投手もやはり下半身を鍛えることが大事になってきます。

体重移動を小さくするとどうなるか

打者には、状況に応じてバッティングの仕方を変えることが求められます。
この場面では長打がいいという場合もあれば、バントをするように見せかけて、相手の内野手が前進守備をとったら、すかさずヒッティングに切り替えるといった具合に、打ち方を変えるだけの技術が求められるのです。

最初から長打やヒットを打つ場合には、軸足にしっかりと体重を乗せ、体重移動をすることによってバットとボールが当たった瞬間に大きな力をかけることが理想ですが、バントからヒッティングへ切り替えるときは、当然のことながら最初の姿勢は低く構えることになります。
力を入れることによって、打球が大きく内野に転がったら、ダブルプレイになる可能性が高いからです。

そのため、ヒッティングに切り替える際には小さく、鋭くスイングすることが重要です。
この際、バットを後ろに素早く引きつつ、ピッチャー寄りの足をステップさせ、体重移動を小さくすることが最大のコツです。
小さく、鋭いバットのスイングと共に小さく体重移動を行うことで、最初から打つには難しいバントの姿勢からでもヒッティングに切り替え、ヒットを打つことが可能になります。

体重移動を小さくする方法は難しい

打者にしても投手にしても、体重移動をスムーズに行うための練習方法は数多くありますが、小さくする方法はなかなかなく、これがベストという方法を決めるのは困難といったほうがいいでしょう。

そのため、投手はこうすれば体重移動を小さくできるという投げ方を、自分なりに研究しなければなりません。
研究と言っても机に向かって考えてわかるものではなく、何度も繰り返し投げることによって、体重移動を小さくすることで、投げた球がどう変化するのかを自分の身体で覚えていくことになります。

昨今では、テイクバックを小さくすることが体重移動と上手くかみ合うと、速い球が投げられることがわかってきましたので、参考になるのではないでしょうか。
打者も同様に、バントからヒッティングへと変える際の体重移動を小さくする方法をマスターしたら、通常の打席でも体重移動を小さくするとどのような結果になるかをどんどん練習で実践したうえで考えることが、一番の習得方法といます。

まとめ

体重移動をしっかりやるようにとは、指導者から指導する選手に対してよく言われるものの、なかなか言われただけでマスターするのは難しいものです。
まずはとにかく下半身を鍛えることが大事ですが、さらに投手と野手、さらには打者によって体重移動を小さくするための方法は異なります。

そのため、体重移動を小さくする方法をマスターするのはより難しいことから、ひたすら試行錯誤し、身体に覚えこませることで変化を見極めていくことが大事です。

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