打席内での足の置き方
バッターボックス内における足の置き方のことをスタンスというのですが、このスタンスをしっかり行うことによってボールをしっかりとバットに当てていくことができます。
スタンスで大事なこととは
スタンスで大事なことは自分が足を踏み出したときにバットをスムーズに力強く振れるかどうかです。
スタンスが広いと、力強いのですがバットに力が入りにくくなります。
狭いと踏み出す力が弱くなります。
基本的なスタンスにはスクエア、オープン、クローズドの3つがあり、選手それぞれによってスタンスにも違いがあります。
最初はスクエアで基本を身につけてから、慣れたら自分に合うスタンスを身につけていくのが一番でしょう。
スタンスの広さについて
スタンスの広さとは足幅のことで、体はピッチャーに向け足はホームベースと並行に構えるのが基本です。
踏み出したときに力強い立ち位置、バットをスムーズに振ることができるポジションを見つけましょう。
スタンスが広すぎてしまうと、バットを力強く打つことができるのですが、その代わりバットに加わる手の力が乗らなくなってしまうためちょうど良い自分なりの加減が必要です。
反対にスタンスが狭すぎると、腰が不安定になるため踏み出す力が弱くなります。
そのため狭すぎてもいけません。
良いスタンスは肩幅ぐらいに足を広げるか、それより少し広めにするのが良いのですが、実際にバットを振ってみて自分に合うスタンスの幅を見つけることが大切です。
外内角のボールに対応しやすいスクエアスタンス
ベースに対してフラットに立つスタンスです。
一番基本なスタンスで、両足をベースと並行になるように構えていきます。
外内角のボールに対応しやすいので、初心者はまずスクエアスタンスをマスターしていきましょう。
足幅によってスイングのスムーズさが違うため、スタンスは自分でちょうど良い場所を見つけることが大切です。
靴何足分で見つけるという方法ではなく、体に何度も覚え込ませて覚える方が本番のときに役立ちます。
バッターを振るときに体重移動が多い選手の場合は、少し足幅を狭めると重心が上がりますし、足の踏み込みなしでスイングするバッターの場合はあらかじめ足幅を広めに取り、重心を落としてバットを振ると当たりやすくなります。
こうしたスタンスの幅取りやポジションは何度も練習を行い、自分の体になじませていくと良いでしょう。
プロ向きのオープンスタンス
基本はベースに向かい左足を用いて構えるスタンスです。
右を開いて構えるた場合、顔が自然に正面を向きますので、ボールが見やすくなります。
内角が広くなるため、外角を打つよりも内角の方が打ちやすいという特徴があります。
内角の早いボールに苦手意識がある方は、オープンスタンスの位置に立ち、内角のボールを右方向へ流し打つ気持ちで打つと良いでしょう。
オープンスタンスは野球を始めたばかりの初心者には適してはいません。
体を開いてピッチャーの方に向けたポジションであるため、インコースのボールが打ちやすくなります。
ピッチャーのボールがよく見極めることができますのでボールを見る訓練にもなります。
オープンスタンスは足を開いて立つため、ボディターンを使って振るバッターには適していないスタンスだといえるでしょう。
ボールがアウトコースに猛スピードで来た場合、バットが振れなくなってしまいます。
プロ選手の場合、こうした事情を逆手に取り、ベースに近づいたり離れたりすることによって自分の苦手なコースに投げさせないように駆け引きをする場合もあります。
アウトコースにおすすめクローズドスタンス
左足をホームベース側に出してちょうど良い自分の足幅で構えます。
目線は背中越しにボールを見ることになるため、クローズドスタンスはアウトコースのボールが打ちやすいというメリットがあるのですが、反対に自分の体に近いインコースのボールが打ちにくくなるというデメリットがあります。
慣れてくると肩の開きを抑えてスイングすることができるためボールがやや見にくくなります。
しかしライト方向を向いた構えとなるので、内角が狭くなり、内角よりも外側向きの球が打ちやすくなるため、鋭いボディスピンを行うことができるようになるでしょう。
クロスしすぎてしまうと、スイングが窮屈になってしまうというデメリットがあります。
ピッチャーのボールも見づらくなってしまいますので、動作がぎこちなくならないように気をつけることがポイントです。
まとめ
スタンスの広さは肩幅に広げるのが基本ですが、広すぎても狭すぎても打つのが難しくなります。
スタンスにはスクエアスタンス、オープンスタンス、クローズドスタンスの3種類があります。
基本はスクエアスタンスで両足をベースと並行に構えていきます。
オープンスタンスは初心者には適してはいません。
クローズドスタンスはアウトコースのボールが打ちやすく、スイングが窮屈になる、ボールが見づらいというデメリットがあります。
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